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実験的にあれこれ


by para_noid
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望まれた偶発的な死

もはや誰向けで何の目的の場所かは見失いました、川原です(まて)。




先日の「死の範疇を人が決める」絡みの話しなのだけれど、sekさんが「漢の"B"logos」で引用していた「渡辺惇一」の短編小説「キリギリス」の一節が割と印象に残っている。未読なので、その一節を読んだだけの印象でしかないのだが、「人智の及ばぬ領域の事は、人智の及ばぬものに委ねる」という辺りは考えさせられるなと……。

自分は明和電気というグループの活動が好きなんだが、前々から此処の製品(作品)で凄いと思っているものがある。「PRODUCTS」から「NAKI」を選択していただくと、魚の形をした作品群が並んでいると思うのだが、気になっているのは下から二段目の一番右手「ウケ-テル」という代物。

電話の時報にあわせて天井の針が落下し
タイミングが悪いと下にいる魚に当たる装置

淡々としてるが、要は運が悪いと死ぬのだ。自分は「風が吹いたら電気が流れ、ランダムに針が落ちる。」と間違えて覚えていたんだが……本当に、こういった「偶発的に死を与える装置」何てものが何時か必要になるかも……何て此処最近の流れでは思うことも増えた(其れもどうだか)。

まぁ「運が悪いと死ぬ装置」なんてものがあったとして、「キリギリスに運命を託した」として、結局は其れを設置する人間が、託した人間が殺すことを選択したのには違いないんだけど。


話は変わるが、ローマ法王の容態が予断を許さないところまで来ている。今日聞いた話だが、「ローマ法王は脳死状態に陥ることはない。」のだそうだ。理由は「脳波を測定する機器を繋げていないから。」……いや、見事だと思う。

最下段補足
by para_noid | 2005-04-03 03:17 | 戯れ言