実験的にあれこれ


by para_noid
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2008年 08月 22日 ( 1 )

珍しい事に

父がテンパっている姿をここ1.2年の内で久々に見たと言う気がする。即ち、先の引越し以来だ。……普段は真面目を絵に描いたような父も、どうにもいらない物を捨てると言う機能だけは付いていないらしく、訳のわからないものを後生大事に取っている。一方の母は要ると要らないとの判断がぶっ飛びすぎてて、要るんじゃないのかというものまで捨てる。両者がここぞとばかりに衝突するので、切羽詰りつつも面白い。

だが、ルーツを辿るうえで、過去を振り返る上で、どうしても必要と思われる血族のアルバムをまで即座に要らないものに分類する母の脳細胞だけは理解しがたい。曰く、「生死の別を問わず、人の写真は一枚あれば事が足りる」と言うのだ。確かに、我が家は写真を妙に撮らない家ではある。が、それだけに二度と写真を取られることの無い亡き者の希少な写真だけは保持したい。そして、母から隠匿するように、父と私の荷物は増え行くのだ。

「男どもはいらんものを溜め込む。」と母の言う。だが、要らんモノが取ってあるのなら、そこにこそ理由があるのだと思う。そしてモノは増え行く。捨てられない人間は浪漫と郷愁を言い訳に今日も溜め込むのだ。
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by para_noid | 2008-08-22 21:29 | 戯れ言