実験的にあれこれ


by para_noid
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神様の言う事にゃ

久々に髪を切った。

どれ程に久々であったかと言えば、十数年『髪を切ると言えば其処で』と決めた美容院に行った際、店員さんが「前回のご来店、去年の3月ですよ」と驚きながら話す程度に久々。なるほど確かに、「お洒落と言うよりは不快な長さ」と方々で評判であったはずである。何というか、人里離れて山で修行をしてきた甲斐もあったというモノだ。……まぁウソだが、世に出ぬ点ではさして変わらぬ故、山にいたことにする方が何かと都合がよい。お陰で、仙道に長け、今では一人で寝間着のボタンも留められるようになった。げに山籠もりとは人を成長させるものである。

まぁ美容室では案の定、「どういう髪型にしたいか」のビジョンのない私を店長が自己判断に基づき切るという、例による「洒落っけに薄い駄目人間」の典型とも言うべきスタイルを踏むの事。それでもなけなしの勇気を振り絞って出した「目にかからない程度に短くお願いします!」の元気いっぱい一年生の如き発言は、「んー、長くても良いんじゃない?」の一言で一蹴された。「この道云十年のベテランの言う事には逆らわない。」という、恐らく私の判断は正しかったように思う。だが、きっと数ヶ月を待たずに私の髪は切らざるを得ないであろう事は確かだ。

さて事後……「どう?」という、「此奴でフィニッシュだ坊主。」と同じ意味の言葉を聞きつつ鏡を見ると、何かボブっぽい髪型になった自分が其処にいた。ちなみ髪型のボブカットの意味であり、決してハンバーガーが好物のアメリカンっぽくなったという意味ではない。

何でむさい俺が娘さんみたいな髪型に……と思わんでもないのと同時に、何か心の奥底に引っかかりもあったのだが、久方ぶりの短髪のサッパリ感が勝り爽快に礼を述べ帰宅。家人の発した「何か君はIKKOに似ておるのではないか?」との声に、心の奥底の引っかかりが何であったのかを知り、靄の晴れた爽快感と共に人への深き怨嗟の生じた次第である。


しかしアレだ……髪を切ると未だに遊佐未森さんの「髪を切った~♪」という歌声が再生されるのは、最早消えようのない愛の呪いなのであろうな。男なのに「男の子みたいに」とも言えぬが。
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by para_noid | 2008-03-24 00:30 | 戯れ言