実験的にあれこれ


by para_noid
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

餅兵のショー

色々低下中。今日は適当に読んだ本メモ。






漸く「飛 浩隆」先生の「ラギッド・ガール 廃園の天使(2)」を読了。前作「グラン・ヴァカンス」の続編、というよりは世界を掘り下げるための中・短編集。相変わらず、文章が綺麗だなというのが印象。五感に訴えるところが多く、情景や感情を想起しやすいです。穿った見方なのかも知れませんが、「映像化を何処かで意識しているのかしら」と思うほど、ビジュアル重視な描写が多かった感。世の中にそういったSF表現があふれ出したため、頭が勝手に「そのように映像化」してしまうだけなのかも知れませんけれど。


各話に散りばめられたピースの微妙な噛み合い。提示されただけで答えのない謎の断片。前作では「語られない設定」でしかなかったから気にならなかったのだけれど、今作ではそれらが妙な消化不良感として残る。今ひとつ乗り切れないのは、設定を明かすのが優先された印象が強かったからなのかもしれません。短編最後の「蜘蛛の王」が、自分にとってどっちつかずの中途半端な作品に写ってしまったのもあるかも。

でも、他短編「クローゼット」「魔術師」は、最近読んだ物語の中ではずば抜けた面白さ。特に「魔術師」は、その世界に身を置いて読んでみると、倫理観が軽く揺さぶられてちょっとした動揺が得られて新鮮でした。「なるほど」と。

ネガティブな書き方だけれど、結局何だかんだいって好きな作品。ただ「続き!」というよりは、どうしても「副読本」といった感で、大好きにはならない。誰にも感情移入は出来なかった。今はただ、何時になるか解らない長編「空の園丁(仮)」が本気で死ぬほど待ち遠しい。……死なずに読めると良いなあみたいなアレ。「グラン・ヴァカンス」の文庫版も購入したので、久々に読み返しスタート。

いやしかし、自分の本の読み方は浅いなぁ。

後は購入メモ。「夏目友人帳 三巻(緑川ゆき/白泉社)」、「ドロヘドロ 9巻(林田球/小学館)」。後もう一冊、白泉社の少女漫画を買ってしまったが、恥ずかしくてタイトルが言えません。「会長はメイド様! 2巻(藤原ヒロ)」とか口が裂けても言えませんとも……当然一巻持ってたわけでな。
[PR]
by para_noid | 2007-02-06 01:22 | 戯れ言