実験的にあれこれ


by para_noid
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カタリベ

「もやしもん」の「石川 雅之」先生の新刊。「人斬り龍馬」の際に、この絵柄での時代物に違和感を感じたが……多国籍の登場人物とファンタジー要素のお陰か、全く気にならず、面白く読み切る。



海洋の少数民族「九姓漁戸(きゅうせいぎょこ)」の「御曹司」の里が、和冦に襲われるところより始まる物語。和冦襲撃の残虐非道ぶりを突きつけられ、被害者側の「御曹司」と同じ狭い視点にまずはなってしまうが……話が進む内、「御曹司」とともに和冦と日本海を囲む諸国・民族の持ちつ持たれつの関係を見ていく内に、視点が徐々に広がる辺りが楽しい感じです。こう、世の中は綺麗事だけでは渡れませぬ的なアレ。

後、出てくる登場人物がどれコレもキャラ立ちしすぎているのだが、そのインチキぶりは大好きなテイスト。うひゃーインチキっぽーい(大喜び)。

大きな風呂敷、大きな舞台、面白そうな登場人物と、先の展開を大いに期待させてくれるも……話しはどうもこの一巻のみで終了の模様(巻数表記が何処にもない)?と、すると、最終話風でもあり、最終話でも無さそうな第十三話が若干中途半端かなと。始めから一巻で終わらせるつもりならば、もう少し「此処で終わった感」が欲しかったかなと。まだまだ続きそうな肩すかし感も、悪くないんですけれどね。先が楽しみになっちゃっただけに、そこが悔しくなっちゃうのかもしれません。

どっちにしても、この人の漫画と絵柄は好きだなぁ。……てか、御曹司がエロ過ぎる(まて)。


カタリベ
石川 雅之 / リイド社
ISBN : 4845828731
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by para_noid | 2006-03-02 23:37 | 漫画話