実験的にあれこれ


by para_noid
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ハムの心

ここ暫くの躁病じみたテンションに軽く嫌気を感じたので、少し楔でも打ち込んでみるかとノイズの話を無理繰り書いてみたのだが……見事に気持ちの張りが無くなり、自分の御しやすさと言うものにご満悦。低めのテンションで、ダラリと日記。



所用で外出。澄み切った空に、冷え切った大気。「誰かが俺を凍死させようとしているに違いない。」と、被害妄想じみた確信を得る。……神め。

と、下らない妄想にうつつを抜かす内、近所の公園はボート乗り場に張り紙を発見。読めば、「経営不振につき、ボート乗り場の70年の歴史に幕を閉じる。長年の愛顧に感謝。」との事。都が来年より経営を引き継ぐらしいが、何か心の支えを失ったような妙な喪失感があり、寂しい心持ちになる。「冬だから、ボート乗り場は閉鎖中なのだ。」と、自分を騙す。そう、水に落ちたら死ぬ季節なのだから。

そういえば郷里の岐阜に、「平成の 波には勝てず 消ゆる餅」という和歌を残して暖簾を下ろした和菓子屋の在ったことをふと思い出す。この和歌の為に、私は生涯あの和菓子屋を忘れることはないだろう。無理矢理にでも、この和歌を口伝で残していきたいとすら思う。ボート屋も、和歌を詠めば良かったのだ。そうすれば、何かが残ったはずなのだ。和菓子屋の遺志のような何かが。


さて、先日買った本は全て読了のこと。恩田さんの「蒲公英草紙」は、思った以上に面白く、至極満足。ラスト近くでは思わず涙腺が弛み、移動中に読んでいた事を後悔した程であった。小さなエピソードが上手く後ろの話に関わってくる様は、読んでいて「上手い!」と思うより先に、心が「良いな!」と感じる感。気持ちの流れに上手く乗って、良かった。

読む本も尽きたので、家にストックしている古い本を読み返すかと思っていたが、帰り際に寄った書店で「森博嗣」さんの「スカイクロラ・シリーズ」の三巻目を発見。購入のこと。割とマンガ感覚でライトに読める作品なので、お洒落気取りでサクサク読もう的にアレ。

こんな感じの日々。


そういえば……ここ数日中の会話では、「パブリックイメージに合わない買い物を否定し続ける男」の話が面白かった。容疑者として詰問される中、自分の唯一のアリバイ証明たる「フランダースの犬のDVD購入」を頑なに否定するロックンローラー。理由は「柄じゃねぇ。」。最後は泣きながら刑事に購入を告白。ほだされた刑事と共に、ネロ昇天のシーンを見てエンドロール。

良い話しだと思う。元は、徹底した情報開示社会で犯罪は抑制できるか否か、と言った話だったが大幅に脱線した結果がコレ。最近の凶悪犯罪の増加を見るに、何か自分の首を絞めかねない規制も受け入れて仕舞いかねない恐怖がチラリ。
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by para_noid | 2005-12-15 00:37