実験的にあれこれ


by para_noid
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ハト派の鴉

昨日、「恩田陸」さんの「ネクロポリス(朝日新聞社)」上下巻を読了。面白いが、終盤がマトメに向かって走りすぎの感があり、どうにも読後の据わりが悪い。




「ミステリを読むときはミステリの頭に、ホラーを読むときはホラーの頭に。」と、割とジャンル毎のお作法に従って本を読むことが多いが、「ネクロポリス」は多ジャンルに渡って要素が広がりすぎ……読み手側が立ち位置を固定して読まないと、割と中途半端感を感じるタイプの話しだったのかも知れません。

少なくとも、ミステリ寄りで読むのではなく、伝記ホラーとライトなファンタジー寄りで読んだ方が良い感じ。面白いんだけどなぁ。舞台設定とその舞台ならではのテーマはかなり好きな部類だっただけに、もうちょっと焦点をハッキリと、そして掘り下げて欲しかったなと。しかも、B級映画テイストなエピローグは本気で蛇足風味。恩田先生作品は大好きだけれど、結末付近の当たりはずれが大きい印象の作家さんかも知れません、自分にとって。


で、次の読書用に本を物色。未読の「恩田陸」さん作品「蒲公英草紙-常野物語-(集英社)」と、エッセー「小説以外(新潮社)」、「島田荘司」さんの「エデンの命題(光文社)」を購入。娯楽小説ばっか読んでるなぁ。文学も読まなきゃですよ。
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by para_noid | 2005-12-09 23:25