実験的にあれこれ


by para_noid
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再びの空

記憶から消える程度に昔のこと。良く言う語りによれば八年の昔。家の窓から外に向け、何ぞ種を捨てた事のあったらしい。植えた覚えもないまま何時の間にやら育ったその木は、実を付けた事で柿と知れた。

恐らくは無精で吐き捨てたものだろうが、よくもまぁ実をつけるまでになったものである。世話をした覚えもなく、出自も口から飛び出たお家柄とあって……その実のさぞや渋い事と思うが、何ぞ鴉に食われることなく熟れて欲しいものである。いやさほら、もう一度お口に里帰りを願わなきゃなりませんからな。
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by para_noid | 2005-10-17 00:57 | 戯れ言